右はモデルワーゲンが単品で販売しているスポーク車輪、左はモリタの台車に付属のプレート車輪です。
モデルワーゲンのスポーク車輪は、モリタの台車の交換用車輪として発売されているものです。
写真からはよくわからないかもしれませんが、モリタの車輪のフランジに着目して下さい。
フランジが円盤状になっていて線路に触れる部分(TREAD)から垂直にフランジが出ています。
一方、モデルワーゲンのはTREADから少しカーブ(FILLET)を持ってフランジが出ていて、テーパー状に見えます。
このフランジの微妙な違いは、直線の線路だけを走らせている分にはほとんど問題が発生しないのですが、
ポイントを通過する場合、モリタの車輪だと分岐するレールにうまく乗れず、脱線する可能性が高くなります。
この車輪は、車輪自体の振れの多さともあいまって、脱線を頻発する車輪の一例だと思います。
森井 義博 (morii yoshihiro)
mory@morii.jp