真鍮板に窓を開ける

スクラッチビルドで客車を作る際にまず必要なのは窓を開ける事です。
私が行っている窓の開け方を説明します。

ケガキ

• 窓の寸法に合わせて板に線を引きます。
  私は、ノギスを使って真鍮板に細い傷を付けることでケガキを行っています。
  なお、HOクラスの客車の場合、真鍮板はt0.4位が手頃だと思います。
  
  

下穴開け

糸鋸刃を通すための穴を開けます。
私は、Φ1.5位の穴を窓毎に1個開けています。

糸鋸で窓開け

糸鋸を使って窓を開けます。
ケガキ線よりも少し(0.1〜0.2mm程度)内側を目標に切っています。
糸鋸刃は000000番を使用しています。
ある模型店で聞いた話では、糸鋸でケガキ線の中央で切り、それで仕上げるという事です。
しかし、私の腕では、糸鋸の切り口は真直ぐにならないので、ちょっとだけ内側を切るようにしているのです。

やすりで仕上げ

糸鋸を使って開けた窓をやすりで仕上げます。
ケガキ線中央を目標に削っていきます。
4目の平やすりを使っています。
一度、ある模型店で見てもらった事があるのですが、削り方が下手だと言われてしまいました。まだまだ修行が足りません。

以上で、窓開けは終わりです。
作業としては単純なのですが、1輌に20〜40個位の窓があるので、少し忍耐が必要です。

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森井 義博 (morii yoshihiro)
mory@morii.jp