一般にHOスケール程度の大きさの蒸気機関車ではモータから、車輪に回転を伝えるのにウォームギアを使用するのが一般的です。
その理由は、
ということだと思われます。しかし、欠点もあって、
のような事があります。最初の2点については、コースティングギアと呼ばれるものを使えば解決します。
しかし、ギアボックスが大きく、空間をさえぎり、見た目はあまり良いとは言えません。
そこで、今回は、これらの問題を全部解決できないかということで、試みてみました。
今回は以下のように伝導するようにしています。
写真を見ればわかるように、ギアヘッドが結構大きく、ウェイトを入れるスペースの減少が気になります。
しかし、一般のギアボックスもかなりスペースをとりますし、モータやギアボックスの周囲は動輪の上下動を許すため、少し開けておく必要がありますが、今回の方式では、モータはボイラー側に固定できるので、モータの周囲もウェイトを一杯に詰め込む事ができます。
ただ、今回使用したギアヘッドの回転が重く、コースティングギアの様に軽く動輪が回転しないのが問題です。
森井 義博 (morii yoshihiro)
mory@morii.jp